いい大学に進むと、いい会社に入れるって本当?

こんにちは、個別指導エクセルシア茅ヶ崎校の宮崎です。

勉強を頑張っておくと、いい学校に入って、いい会社に入って、いい人生を歩めるようになるよ。

保護者の方は、きっと誰もが一度は聞いたことがあるようなフレーズだと思います。

さて、果たして本当に勉強を頑張り、いい大学に進むと、いい会社に入れるのでしょうか。

目次

偏差値の高い大学を出ると、就職に有利?

結論から述べると、間違いなく有利です。

学歴は昔ほど重要視はされなくなりましたが、学歴で選別すること自体は今なお健在です。

誰もが知っている大企業などは、新卒で入社するために説明会に申し込もうと思っても、入学難易度が一定以上の大学でないと説明会すら参加できません。そう、学歴フィルターというヤツですね。

ここで言う「入学難易度が一定以上の大学」というのは、例えば国公立大学や難関私立大学である慶応・早稲田はもちろん、青山学院や立教のようないわゆるG-MARCHと呼ばれる大学群を指します。日本大学や専修大学のような日東駒専と呼ばれる大学群も入る可能性は十分にあります。

言い換えると、上記もしくは上記に準ずる大学に入っていない人は、大企業からはそもそも選考すらさせてもらえないわけです。

そりゃまぁ人事担当者も、応募者全員を見ていたらキリがありませんからね。一定以上の大学に入学しているということはある程度目の前の勉強を頑張ったんだろうとみなして、選考を受ける前の「0次選考」を行っているということでしょう。

ただし、あくまでも選考に有利なだけであって、高学歴だから必ずいい会社に入社できるというわけではありません。あくまでも学歴はひとつの要素でしかないということですね。

それに、大企業に入らなければ人生終わりということでは全くありません。

世の中の会社の99.7%は中小企業ですから、0.3%に選ばれなかったからといって自暴自棄になる必要なんて1ミリもありませんよ。中小企業の数は実に380万社もあるわけですから、その中から自分が魅力的に感じる会社は必ずあります。

そして、有利か不利かの話はどちらかというと新卒の就職活動時というより、転職活動において差が出ます。

ライバルが大卒者ばかりなのに自分は高卒…となると、不利な状況での活動になるのは想像の通りです。

もちろん、第二新卒の時期を過ぎたら転職活動は基本的に学歴よりも実績を見られますので、学歴があるからオールOKとはなりません。

大学か、専門学校か

上記の話を聞いて、

・じゃあ大学に行く必要ってないんじゃないの?

・高卒で就職したっていいわけでしょ?

・社会に出て使うかもわからない勉強するより、専門学校で専門的な内容を学んだ方がいいんじゃないの?

と思われる方もいるかもしれません。

このお話は単純な話ではないですし勘違いして捉えてしまう方も多いテーマなので、詳しくは別の項であらためてお伝えしたいと思いますが、1つ言えることとしては

死ぬほどやりたいことがないなら、大学へ行っておけ

ということです。

・絵が上手だからイラストレーターや漫画家になるために専門学校に行く

・プログラミングが得意だからプログラミングの専門学校に行く

・髪が好きだから美容師の専門学校に行く

・とりあえず手に職をつけるために整体師や看護師の専門学校に行く

…大人が誰も言わないから、僕が代わりに言いますね。

これら全部甘いです。甘すぎます。

・漫画家になりたいならまず3ヶ月毎日漫画を書いてみる

・プログラマーになりたいならまず3ヶ月間毎日コードを書いてみる

・とりあえず資格を取って、どんな美容師・整体師・看護師になりたいの?

これぐらい行動できる、またはこれぐらい考えられるのであれば、専門学校で問題ありません。

しかし、たった3ヶ月間すら情熱を保てないなら、いずれ辞めるか諦めます

大人は言います。「夢を持て!」「大人になったら何になるんだ?」「将来どうするの?」と。

中学生や高校生はどうしても視界が狭いんです。そんなことを言われたって具体的に考えることは難しいでしょう。

にも関わらず、自身が「何者か」でいることを求められるんです。そんな状態で決めた「将来の選択」が果たして本当に「やりたいこと」なのでしょうか。保護者の方も、一度胸に手を当てて考えてみてほしいです。

こんなことばかり言っていると嫌われそうですが、僕個人としては夢や目標を持つことには賛成ですし、中学生や高校生が持つ夢や目標はぜひ達成してほしいと願っています。

ただ現実問題として、それがどこまで本気なのかは本人自身がキチンと把握しておくに越したことはありません。18歳という若さで将来の道を狭めてしまうということを認識しておいて、損はないと思います。

もちろん、「専門学校に入ったけれども一旦辞めて大学に入り直す」「大学に入ったけど中退して専門学校に入り直す」という方も見てきているので、そういった選択もアリです。(100万円以上の費用がかかることになりますが…)

とにかく、大学でも専門学校でも安易に決めるのだけはやめておきましょう

言いたいことはたったひとつだけ

学歴と仕事については切っても切り離せません。さすがに30年前ほど露骨ではありませんが、今なお就職・転職時には見られるポイントの1つです。

ただ、本質は、

いい会社に入れるようになるために勉強と受験を頑張ろう!

ということではなく、

勉強や受験に対して努力を継続した結果、仕事がデキる人になっている

ということです。

仕事がデキる人ってどこの企業でも欲しがられますから、結果的に自分が望むような企業(=いい会社)に入社できるようになっているんですよね。中には就職せずに独立する人もいますけど。

この因果関係をしっかりと認識しておかないと、「大学出たのに◯◯」とか「専門学校出たけど△△」とか「高卒でも□□」といった言葉に流されてしまいます。

勉強でも趣味でも仕事でも、努力を重ねてきた人は強いという言葉で締めくくりたいと思います。

 

次のページでは、今のお子さんから定期テストで50点アップ、偏差値5アップさせるための方法を載せているので、

・合格したい高校や大学がある
・勉強しなきゃいけないのはわかっているけど、行動できない
・勉強する時間がない
・勉強しても、思うように点数が伸びない
・時間ばかりかかってしまい、全然進まない
・テスト前になるといつも「もっとやっておけば…」と思う

という子を持つ中学生・高校生のお母さんやお父さんは、一度読んでみてください!
きっと役に立つはずです(^^)

エクセルシア茅ヶ崎校では、今後も茅ヶ崎市で一番の個別指導塾になれるよう、勉強や受験について発信してまいります!

また、梅田中、鶴嶺中、松林中、円蔵中、浜須賀中、一中などの中学や、近隣の高校の情報もお伝えできたらと思います。

本日もお読みいただき、ありがとうございました!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

この記事を書いた人

miyazakiのアバター miyazaki 塾長/教育アドバイザー

神奈川県茅ヶ崎市でエクセルシアという個別指導塾を運営しています。「茅ヶ崎で勉強No.1」を目指し、日々奮闘中。生徒・講師の先生たちと話すことはもちろん、読書やゲームも好きです。

目次