こんにちは、個別指導エクセルシア茅ヶ崎校の宮崎です。
昨今、残念ながら塾や予備校は少子化の影響で減少傾向にあります。
減少している理由は少子化に加え、スタディサプリなどの動画講義が格安で視聴できることも要因のひとつかと思います。
今の時代、お金を払わなくても検索すればYoutubeで無料の講義もあったりしますからね。しかもクオリティも悪くない。いやー、良い時代になったもんです。
え、塾の先生なのにそんな呑気でいいのかって?心配じゃないのかって?
そうですね、私も小規模ながらも塾を運営している身ですから、全くもって影響がないわけではありませんね。
ただ…私個人としては全く心配していませんし、むしろ大歓迎です(^o^)
その理由をいくつかお伝えします。
学習塾は、今後無くなるのか?
理由をお伝えする前に、タイトルに対する私なりの見解を。
結論としては、学習塾は無くなりません(断言)。
ただ、授業だけを行う塾・(金銭的な)体力が無い塾は今後消えていくでしょう。
授業だけを行うというのは、塾長のポリシーや想いが無く、やっていることが10年前と大差無いような塾のことです。単純な合格実績の良し悪しではありません。
先述の通り、現代ではスタディサプリなど格安の動画講座が自宅で、しかもスマホ1つで見られる時代です。そんな時代に「ただ授業を聴くためだけ」にお金を払うというのは、私は無駄だと思っています。それこそ、やる気さえあればYoutubeだけでも勉強は出来ますからね。
そう、自分で勉強する気さえあれば…。
勘の良い方は、この言葉で気付いたかもしれません。
学習塾の役目は「勉強を教えること」から「勉強をサポートする」ことへ変化するのではないかと考えています。
カッコ良く言うとティーチングではなくコーチングってヤツです。
世の中の中学生の90%は、自分で勉強しない
正確には「世の中の中学生の90%は、自分で勉強しないか、勉強した気になっているだけ」です。(異論は認めます)
想像してほしいんですけど、朝練のために6時に起きて、昼間は学校で勉強して、夕方は部活で運動して、夜は友達と通話しながら荒野行動やって、スマホする時間が終わったら寝て…と、現代の中学生は忙しいんです。勉強の2文字が普段の生活に入り込むスキマが無いんですよ。
親「スマホやめて勉強しなさい!」
本人「んー、スマホの方が楽しいもん。」
間違いなく自分が中学生なら勉強より遊びを優先していると思います。というかお父さんお母さんも胸に手を当てて考えていただければ…(^_^;)
遊び盛りな中学生が、テスト前を除き自分から勉強するなんてことはありえません。
それを強制的に、意識を勉強に向けさせるのが塾の存在意義なのではないでしょうか。
実は大人も一緒で、ダイエットしよう!痩せよう!と思って本当に痩せられる人って一握りなんですよね。
Youtubeで筋トレの動画観ながら自宅でエクササイズすれば痩せることが出来るのに、わざわざお金を払ってライザップに行くわけです。
そのライザップに行く人たちはおそらく、「運動するために」ジムへ通うのではなくて「(ダイエットに対して)自分一人だと気持ちが甘えてしまうから」ジムへ通っているのではないかと。
ダイエットを行う人、全員が全員ではありませんが大人ですらこういった状況になるのです。
そりゃー世の中の中学生が自分で勉強しないのも無理はないですよね。(もちろん、キチンと自分ひとりでやっている子も存在しますけどね♪)
学習塾ができること
じゃあそんな現代の学習塾で何ができるのかというと、「勉強のサポート」です。
ライザップの例で言うと、徹底したカロリー管理(朝昼晩、食事毎にパーソナルトレーナーに写真で報告、みたいなことを聞いたことがあります)が挙げられます。他にもトレーニングメニューを作ってくれたり、進捗確認をしてくれたり。
勉強のサポートって言うとあまり想像できないかもしれませんが、要は「どのタイミングで何を勉強するのか」「解くべき問題と解かない問題の選定」「モチベーションの管理」「正しい勉強方法で学習できるよう矯正」などなど。
これは(今のところは)人間と接することでしか得られない情報です。Youtubeで視聴するだけでは完結できません。
大事なことは、生徒一人ひとりと向き合えるかどうかだと私は思います。特に当塾は個別指導塾。一人ひとりと向き合って、その生徒の最適解を導けるように、今も、そしてこれからも学習面談(コミュニケーション)に力を入れていきます。
それではまた次回!
お読みいただきありがとうございました。