暗記は「声に出して」「書く」べし

みなさんは、自分に一番合った暗記の方法を見つけられていますか?

見て覚える、発音して覚える、書いて覚える…など暗記の仕方は様々ですが、みなさんに求められている暗記のスキルは

・いかに効率よく、長期的に記憶する

ことができるかどうかです。

「英単語がなかなか覚えられない」
「何度も見たことのある公式を忘れてしまった」

ということを多くの人が経験していると思いますが、大抵の場合は“見て”覚えているんですよね。
一つのことを覚えたらなるべく忘れないようにしたい…と思っていても、なかなか長期的に記憶できていない人も多いんじゃないかと思います。

五感を使って覚えよう

そこでオススメする暗記方法は五感を使う方法、言い換えると「声に出して」「書く」方法です。
五感とは「視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚」のことを言いますが、

・見て覚える場合:
使うのは視覚のみ

・声に出して覚える場合:
覚えたいものを見ながら声に出すので、聴覚と視覚を使う

・書いて覚える場合:
書きながら覚えたいものを見るので、触覚と視覚を使う

上記の通り、「声に出して」「書く」方が「見て」覚えるよりもより多くの五感を使います。

例えば、一度しか食べたことがないのに、もう二度と食べたくないと思う食べ物があったり、しばらく会っていない人の顔が思い出せたりするのは五感の力があるからですね。
だからこそ、見るだけで覚えられないならば他の五感も使って覚えるしかありません。

もちろん、一度見ただけでカメラのようにその物を記憶できる人は、“わざわざ”声に出したり紙に書いたりする必要はありませんが、そうでない人がほとんどだと思います。

暗記に苦戦している人こそ、この“わざわざ”をサボりがちですが、暗記が得意な人ほど”わざわざ”声に出して紙に書いてます。
五感をフル活用して、効率よく暗記することを心がけましょう。

暗記はどれぐらい練習すれば覚えられるか

イヤなことを言うかもしれませんが…結論から言うと、覚えられるまでです。

もう少しちゃんとお伝えすると、「2秒以内に出てくるかどうか」ですかね。よく考えてみてほしいんですけど、英単語の意味を出すのに30秒くらいかかってるとしたら、それはもう覚えているうちに入りませんよね。

3回で書いて覚えられないなら10回練習すればいいですし、10回練習してダメなら30回練習すればいいだけです。それでも覚えられないなら100回書きましょう。
1つの単語に対してそこまで練習を重ねれば、大体の場合は覚えられますよ。

勉強初心者の人がやってしまいがちなんですけど、英単語や漢字は

・●●回書いたら覚えられる

ではなく

・覚えるために●●回書くぞ

なんです。
これ、本当に覚えておいてほしいです。

暗記が苦手な人ほど、考える順番が逆になっていることが多いです。

それは、覚えるために練習しているんじゃなくて、書くこと自体が目的になってしまっているからなんですよね。
何のために勉強しているのか、常に考えるクセをつけましょう!