公立高校入試の倍率が出た!

先日より神奈川県公立高校入試の出願がスタートしています。

模試などで合否のボーダーライン上にいる方は倍率を見て、志願変更するのも作戦のうちです。志願変更は2月5日から7日までなので、変更される方は忘れずに行いましょう!

 

参考:平成30年度神奈川県公立高等学校一般募集共通選抜等の志願者数集計結果の概要

URL:http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p1210877.html

 

「去年より倍率が高い…」

「志願者の数が増えてる…」

 

といった声が毎年この時期は聞こえてきますが、必要以上に怯えることはありません。

 

志願変更するべき?

10月でも入試前でも、倍率が発表されると出てくるワードが「志望校の変更」。

塾生にも口を酸っぱくして伝えていますが、安易な志願変更は避けた方が吉です

主な理由は、

 

①目標を下げることによる気の緩み

②面接シートの志望理由欄が弱くなる

 

の2つ。

目標を下げることの気の緩み

目標値が下がれば、どうしたって気が緩みます。

この時期はただでさえ気が張っていますし、勉強の内容も濃く大変なものになっていますから、ボーダーラインが下がればそれに安心して少し気が抜けてしまうのも頷けます。

大人だって「この日までに◯◯しなければならない」というプレッシャーがある状態で、もし期日が延期になったら多少なりとも安堵しますし、目標値が下がることによる気の緩みは出てしまいます。

受験前の中学3年生が、そんな状態になってしまうと勉強に身が入らなかったり、集中しにくくなってしまったり、もう受かった気になったりしてしまいます。

 

「この学校ならA判定だから、もう余裕だぜ!」

 

みたいなことを、内心思ってしまうリスクはあると考えた方が良いでしょう。

面接シートの志望理由欄が弱くなる

志願変更をすると、面接シートを別の学校用に書き直すという作業が発生してしまいます。

 

「中学校での教科等の活動に対して、どのような意欲をもって取り組みましたか」

「中学校での教科等以外の活動に対して、どのような意欲をもって取り組みましたか」

 

という項目はそのまま使いまわすことも可能ですが、志望理由を使いまわすのはなかなか難しいのではないでしょうか。

神奈川県の公立高校入試の場合、面接シートは「そのまま合否の判定に使われることはない」とされていますが実際のところ、キチンと記入してあるのかテキトーに記入してあるのかで印象はガラリと変わってもおかしくありません。

面接で大事な点は、人対人だということ。

人生を決める大事な試験の応募書類すらテキトーに書いてしまうという姿勢は、決して良くは思われないでしょう。印象はやはり大事です。

そういった観点から、志望理由を書き直す手間(リサーチの時間も含む)が増えてしまうというデメリットが発生してしまうのも事実です。

志望校を変えた方が良いのか、そのままの方が良いのか

冒頭でもお伝えした通り、安易な志願変更はしない方が良いというのが私の見解です。

しかし、じゃあ志願変更はしない方が良いかというと…一概にそうとも言い切れません。

例えば、模試での合格可能性が50~60%付近で、内申点が不足している場合は(比率にもよりますが)合否が当日の試験に大きく依存してしまうため、一種の賭けになってしまう可能性が高いです。

落ちたら私立で…という場合ならともかく、ご家庭の中には様々な理由から「絶対に公立高校に進みたい、進ませたい」というケースもあるでしょう。

そういった場合は志願変更をして、確実に受かる学校へ目標を変えるのも一つの手です。

高校選びはもちろん言うまでもなく大事ですが、もっと大切なのは「その高校で何をするのか」ということ。

そのために、戦略的に志望校を変更することは必ずしも悪いことではありません。

念のためお伝えしておきますと、塾長ではなく宮崎個人として考えると、挑戦してほしい!というのが正直なところです。

…が、生徒の将来(ご家庭の事情を含めて)をより良い方向へ導く立場としては、戦略的な志願変更をした方が良いと感じる場面もあります。

一言で表すとケースバイケースという言葉になってしまいますが…状況によっては志望校の変更はアリ、というところでしょうか。

志望校の変更で、もしも迷われていたら一度ご相談ください。(塾生・塾外生問いません)

 

少し脱線気味になってしまいましたね^^;

それではまた次回!

お読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

miyazakiのアバター miyazaki 塾長/教育アドバイザー

神奈川県茅ヶ崎市でエクセルシアという個別指導塾を運営しています。「茅ヶ崎で勉強No.1」を目指し、日々奮闘中。生徒・講師の先生たちと話すことはもちろん、読書やゲームも好きです。

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