成績が良い人はやっている!テスト後の振り返りとは?

梅田中、円蔵中、鶴嶺中、中島中は期末テストが返却されてきていますね。

鶴嶺中のみなさんはあと数日、頑張りましょう。ここが正念場です。体調を崩さないように注意してくださいね。

 

さて、テストが終わっている人に言いたいのが、間違っても

「テストが終わったー!さぁ遊ぶぞー!」

と思わないで下さいね、ということ。

いや、正確に言うと遊ぶのは構わないんですが、テストが返されてから「点数が良かった・悪かった」「◯◯に勝った・負けた」というところで止まる人が非常に多いです。

 

テストで大事なのは本番でどこを間違えたのか、どうして間違えたのかをしっかりと考えること。これ以外にありません。そりゃ点数が良いに越したことは無いわけですが、別に今回の点数のみで内申点が決まるわけではありません。

テストが返却されるこのタイミングが、最も反省、振り返りをすべき時期です。

出来た問題、出来なかった問題を振り返らない人は、ずっとその点数のままか、時間の経過と共に点数が下がります。

これはわからない問題をそのままにしない、という勉強の大原則にも当てはまります。というか、そのままですね。

テスト後の振り返りの方法

「テスト後が大事なのはわかったけど、どうやって振り返ればいいの?」

ここまで読んで、そう思う人もいると思います。

正しい方法で振り返らないと点数は伸びません。

ざっくりと以下に書いてみます。

 

まず、テスト後の答案用紙を開きましょう。

そして、問題ごとに次の①~④の番号を振ってみてください。

 

①理解して解けた問題

②たまたま正解した問題

③わかってたけど間違えた問題

④全くわからない問題

 

①と②がどっちかわからない、そこまでするのはめんどくさい!と思う人は①②合わせて「正解した問題」で分けてしまっても構いません。ただし、③と④はしっかり区別してください。

①はそのまま無視しましょう。④も今の時点では無視してしまってOKです。

そうすると残るのは、

 

②たまたま正解した問題

③わかってたけど間違えた問題

 

となります。

「たまたま正解した」問題

ここからが重要で、②のたまたま正解した問題は、理解をしているわけではないので要復習の問題となります。

え?合ってるのに?と思ったアナタ、1ヶ月後に同じ問題を正解する自信がありますか?

人間の記憶は都合の悪いことや不必要なことは忘れるように出来ています。

3日前に何を食べたか覚えてないですよね?それと同じです。

たまたま正解した問題って結構厄介で、別に◯付いてるんだからいいじゃん、合ってるのに復習とかしたくない!と思う人が多いです。

 

だからこそ、そこに落とし穴があるのです。落とし穴はよく見えないからこそ落とし穴なんです。

「たまたま」というのは「再現性が無い」ということです。

たった一度のテストで「合ってた、間違ってた」というのは、やっていることがお正月のおみくじと一緒だと思ってくださいね。

 

とはいえ、この場合は1から順にやる必要はありません。

学校のワークを該当範囲だけもう一度触れてみる、塾のテキストを何も見ずに解いてみる、程度で十分です。

解説に載っていることが理解できればOKですし、わからなければ先生に聞けば良いだけです。

面倒臭がらずに取り組んでみましょう。

 

「わかっていたけど間違えた」問題

「あー!俺ここわかってたのに!クッソ~!」

という声が思わず出てしまうような問題です。

80点を下回っている人は多かれ少なかれ、こういった問題があったと思います。

 

一言で表すと「ケアレスミス」なんですが、この「ケアレスミス」ほど実は治療しにくいです。

ただ、テスト後の振り返りの時が一番治療しやすいタイミングなので、「クッソ~!」と声を上げてしまう人は是非この時期に治療しましょうか。

まずは「わかっていたのに間違えた」原因としっかり向き合いましょう。

 

「時間が無くて焦った」「問題文をよく見ていなかった」「問題の意味がわからなかった」「数字を間違えて書いてしまった」「単語が思い出せなかった」

 

…などなど、様々な原因があると思います。

 

さて、ここでひとつ質問なんですが普段の勉強において、上記のようなミスはありませんでしたか?

普段の勉強中、まぁテストの勉強中でも構いませんが、

 

「時間が無くて焦った」「問題文をよく見ていなかった」「問題の意味がわからなかった」「数字を間違えて書いてしまった」「単語が思い出せなかった」

 

というシーンはありませんでしたか?

私がこれまで大勢の生徒を見てきて思うのは、「練習以上の力を本番で出すことは出来ない」ということです。

練習(普段の勉強)で出来ないことは、本番(テスト時)でも出来ません。

 

練習では出来てたけど、本番では出来なかった」はありえますが、

本番では出来てたけど、練習では出来なかった」はほぼありえません。

 

じゃあ、上記のようなケアレスミスを減らすためには何を心がければ良いんじゃー!ということですが、以下の内容を参考にしてください。

 

時間が無くて焦った」 → 普段から解く時間を意識してる?

問題文をよく見ていなかった」 → 普段からちゃんと問題文読んでる?

問題の意味がわからなかった」 → 普段から色々な形式の問題解いてる?

数字を間違えて書いてしまった」 → 普段から途中式を100%書いてる?

単語が思い出せなかった」 → 試験範囲の単語5周した?

 

細かく書くとキリが無いので一言だけ伝えるとしたら、こういう返答をすると思います。

解く時間?いつも意識してるよ!っていう人にはどの量を何分で?と聞きます。

塾生にもこれと同じ話をよくしますが大抵の場合、不足しているか、100%やり切ってないケースが多いですね。

80点以上を取ってくる生徒には当てはまらないところもありますが、それ以下の点数の方はきっとドキッとするのではないでしょうか。

 

で、これって「テストやばかったな…どうしよ…」という時に、勉強する生徒本人が、意識を変えないと外からではどうにもなりません。

「あっ…これ合ってたら◯◯点だったじゃん!」という悔しさが、人を成長させます。

もしも、わかっていたのに間違えた問題が多い場合は、普段の勉強をもう少し濃いものにすると、また結果が変わってくるのではないでしょうか。

 

…といった理由から、テスト後の振り返りは大事なんですよね。

ある意味テスト前の勉強よりも大事です。

テストが返却されて2週間もすれば、終わったテストのことなんて忘れますからね。

次回のテストで点数を伸ばしたい人は今から準備をしっかり始めましょう!

 

それではまた次回!

お読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

miyazakiのアバター miyazaki 塾長/教育アドバイザー

神奈川県茅ヶ崎市でエクセルシアという個別指導塾を運営しています。「茅ヶ崎で勉強No.1」を目指し、日々奮闘中。生徒・講師の先生たちと話すことはもちろん、読書やゲームも好きです。

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