ココだけ見よう!通知表の見方と注意点

こんにちは、個別指導エクセルシア茅ヶ崎校の宮崎です。

中学生はいよいよ後期が始まりましたね。気持ちを新たに心機一転、頑張ってほしいです。

 

さて、秋休み前に通知表が返却されていますが、本日はその通知表の見方と注意点をお伝えしようと思います。(もう返却してしまったと思いますが…)

 

通知表はココを重点的に見るべし!

「前回よりも2伸びた」「今回は合計で1下がった」

など、このように保護者目線だとどうしても5段階評価の数値に目が行きがちになってしまいます。

神奈川県の高校入試のシステム上、どうしても5段階評価の数字にしか目が行かなくなるのは心情的に理解できますし、学校での様子を毎日見ることもできないので結果で判断せざるを得ないというのもわかります。

口でいくら本人が「頑張っている」と言っていても、数字は気になるものでしょう。

しかし、本当に見るべきなのは数字ではなく、観点別評価の「関心・意欲・態度」の欄です。

ココがCやC゜の場合は要注意です。学校の授業を真面目に聞いていない(と思われている)可能性があります!

関心・意欲・態度」がB未満で、他の観点が全てA以上という滅多にない状況でない限り、まず直すべきは「関心・意欲・態度」です。 別にご機嫌取りをする必要はありません。

ただ、①提出物は期日までに提出する、②授業中に他の教科の内職をしない、③寝ない…といった、授業を受ける態度として当たり前の行動は取りましょう。

4や5を目指すならA以上を、それ以外はB以上を取れるように、自分の行動や発言を意識すると良いかと思います。

また、入試で使う内申点は2年生以降の成績がカウントされますが、学校の先生からの「この子はこういう子なんだな」というラベリングは1年生から行われます。

もちろん、学年が変わったタイミングで見方をフラットに戻してくれる先生もいらっしゃいますが、良くも悪くも「1年生でのキャラ」の先入観で判断される先生も少なくありません。

「内申点に入らないし、1年生のうちは勉強はいいかな」と思っている方は今のうちに考え方を改めた方が、2年後に活きてくるのではないでしょうか。

湧き上がる疑問

塾では当然、通知表の回収を行っていますが、いくつか「なぜ?」というような数値が付けられている生徒もいます。

例えば中間テストで約5割、期末テストで約6割、提出物も問題無しという生徒が2だったりとか…(~_~;)

正直、テスト9割で最高評価にならないって…何をすれば良いのでしょうか。

満点じゃないと5にならないとか? 正しい評価かどうかは、正しさの定義が難しいため、公正ではないのは仕方ありませんが、少なくとも公平であるべきなのでは…。

「隣の学校は甘い評価で、自分の学校は辛い評価。模試や定期テストでは自分の方が点数が上なのに、通知表では自分の方が低い…。」

これ、大人でもそうだと思うんですけど…やる気なくなりませんか?(~_~;)

住んでいる場所のせいで評価が下がる、リカバリーしようにも指標が無い…。

そういったことを防ぐためにも、本当に基準を明確にしてほしいです。 (決して学校の批判がしたいわけではありませんよ!現場の先生方も色々考えて下さって、評価を下しているわけでしょうし。)

そもそも(人によっては人生の分岐点となりえる)高校入試で使用するものなのに、基準が公にされていないって…どうなんでしょうか。

明確な基準があれば、自分の評価が良かろうと悪かろうと、少なくとも納得はできますよね。

こういった線引きは、数字で機械的に分別しないと、最終的には忖度合戦になってしまいます。いかに上手に先生のご機嫌を取るか、ですね。

ご機嫌取りも社会で使える立派なスキルの一つですが、それが高校の合否判定の材料にされるのはいかがなものかと思います。

大学入試のセンター試験のように、定期テストも市または県で共通の問題を作成し、評価基準を明確化・統一すれば学校側も保護者の方からのご意見に対して、納得していただきやすくなるのではないでしょうか。

…まぁ、これはあくまでも妄想の範囲ですし、実現できるかどうかはなかなか難しいのも承知しています。 ただ、平成も終わるこのご時世、評価基準がブラックボックスなのはトレンドを外していると言わざるを得ないような気がします。

梅田中は校長先生が来年離任されるんでしたっけ。校長先生が入れ替わるというのは、新たな風を校内に吹かせる機会だと思うので、ぜひ関係者の方々には期待したいところですね!

それではまた次回! お読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

miyazakiのアバター miyazaki 塾長/教育アドバイザー

神奈川県茅ヶ崎市でエクセルシアという個別指導塾を運営しています。「茅ヶ崎で勉強No.1」を目指し、日々奮闘中。生徒・講師の先生たちと話すことはもちろん、読書やゲームも好きです。

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